株式会社地域環境システム研究所

安心で心豊かなうるおいのある社会と
快適な生活環境づくり
clean earth

「循環型社会」・「低炭素化社会」・「自然共生社会」の構築をめざして

 これからの地域社会の姿は、廃棄物の3Rによる持続性のある「循環型社会」、地球温暖化防止による 「低炭素化社会」並びに生物多様性による「自然共生社会」を永続的に構築していくことが求めら れています。 弊社は、環境問題に取り組む専門コンサルタントとして、「循環型社会」、「低炭素化社会」及び「自然共生社会」の構築 に向けて廃棄物に関する調査・計画・設計までの一貫したコンサルティング業務を行っています。

「循環型社会」・「低炭素化社会」・「自然共生社会」の

地域循環型社会の創出による持続可能な地域社会づくり

 日本の社会環境は、人口減少・少子高齢化、顕著な気候変動、一極集中・地域活性化、生産性向上・資源生産性向上、資源・エネルギーの制約、温室効果ガスの増大削減、再生可能エネルギーの導入等さまざまな課題を抱えています。一方、地球規模では、気候システムの温暖化、生物多様性の損失、森林面積の損失等土地利用の変化、窒素循環量の変化、成層圏オゾン層の破壊、海洋酸性化、海面レベルの上昇、生態系機能の喪失、絶滅危惧種の増加や絶滅等多くの環境問題があり、これらは複雑に関連し合っています。

 経済の成長を続けながら環境への負荷を最小限にとどめつつ、生命や資源の健全な「循環」を実現するとともに、健全な生態系を維持して自然と人間や地域間の「自然共生」を実現し、かつ地球温暖化を防止すべく「低炭素化」社会を実現していく。私たちは、このような循環共生型の社会をめざすべく持続可能な地域循環型社会の姿として位置づけています。

循環型社会

 20世紀は、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムのもとで経済成長をとげてきました。我々は多くのモノに支えられ、便利で豊かな生活を送る一方で、地球上の限りある資源やエネルギーを大量消費すると共に大量の廃棄物を産み出し、天然資源の枯渇、環境破壊、廃棄物処分場の不足等様々な問題に直面しています。

 環境への負荷を減らすために自然界から採取する資源の量をできるだけ少なくし、それらを有効利用することによって廃棄されるものを最小限に抑える社会とするために、生産や消費を抑えてごみを減らし、製品の再使用を推進し、さらに再生できるものは資源として再生利用する3R(Reduce、Reuse、Recycle)を推進することで、地球と環境の自然な循環を尊重する環境にやさしい循環型社会を構築することが望まれています。

循環型社会
低炭素化社会
低炭素化社会

 石炭や石油の消費等により大量の二酸化炭素CO₂が大気中に放出され、また、大気中の二酸化炭素の吸収源である森林が減少しています。これらの結果として、大気中の二酸化炭素は年々増加し、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告書(2007年)では、このまま地球温暖化が進行すると地球環境への影響が極めて大きくなることが報告されました。二酸化炭素に次いで地球温暖化に及ぼす人為起源のメタンガスCH₄は、湿地や池、水田で枯れた植物が分解する際に発生します。今後、これら温室効果ガスの排出を削減した低炭素化社会を構築していくことが望まれています。

自然共生社会

 人類の生存する地球は、空気、大地、川、海、そしてそこに生きるさまざまな生物種や遺伝子をもつ動植物等、すべての自然環境は相互に連携しており、お互いに恵みを与えながらそれぞれが地域や環境に適応して生息しています。この生物多様性は人類が生存していく上で不可欠な生存基盤といえます。人間と地球に生きるすべての生物が共に暮らすことができ、自然からの恵みを受け続けることができる自然共生社会を構築してくことが人類の存続につながっていきます。 

自然共生社会