日本の社会環境は、人口減少・少子高齢化、顕著な気候変動、一極集中・地域活性化、生産性向上・資源生産性向上、資源・エネルギーの制約、温室効果ガスの増大削減、再生可能エネルギーの導入等さまざまな課題を抱えています。一方、地球規模では、気候システムの温暖化、生物多様性の損失、森林面積の損失等土地利用の変化、窒素循環量の変化、成層圏オゾン層の破壊、海洋酸性化、海面レベルの上昇、生態系機能の喪失、絶滅危惧種の増加や絶滅等多くの環境問題があり、これらは複雑に関連し合っています。
経済の成長を続けながら環境への負荷を最小限にとどめつつ、生命や資源の健全な「循環」を実現するとともに、健全な生態系を維持して自然と人間や地域間の「自然共生」を実現し、かつ地球温暖化を防止すべく「低炭素化」社会を実現していく。私たちは、このような循環共生型の社会をめざすべく持続可能な地域循環型社会の姿として位置づけています。